Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!

VIBRATION WORLD

食事と病気の関係を暴く、史上最大の調査

食事と病気の関係を暴く、史上最大の調査

現在、日本はガン大国と言われています。また日本人の死因は、2人に1人がガンと言われていて、これは先進国の中でも非常に多い数字です。2人に1人という数字を見ると、ガンは他人ごとでは片づけられない病気です。

ガンをコントロールする動物性タンパク質

キャンベル医師はコーネル大学で引き続き調査を続けていました。
『初めからやるべきことは2つだったのです。一つ目は大変刺激を受けたインドの実験の再現です。2つ目は実験が本当ならどう作用したのかということです。』
キャンベル博士はインドの研究論文と同じように、半数のマウスには牛乳の主要たんぱく質であるカゼイン(動物性たんぱく質)20%の餌を与え、残りの半数にはカゼイン5%の餌を与えました。
12週間後、カゼイン20%を与えたマウスは初期ガン細胞が増殖しました。
一方わずか5パーセントのカゼインを与えたマウスはガンの兆候はまったくありませんでした。
キャンベル博士はさらに踏み込みます。今回は検証を行いました。
3週間ごとに5%と20%の餌を交互に与えてみました。
結果は想像以上のものでした。
カゼイン20%の餌を与えるとガン細胞は増殖し、次の3週間に5%の餌を与えるとガン細胞は減少しました。
『驚きました。動物性たんぱく質の摂取量を調節するだけでガン細胞はコントロールできるのです。これは普通の食生活ももちろん変わりませんよ。実験ではもっと高濃度の発がん性物質を使用しているのですから。
菜食をしていても、タンパク質不足になることはありません。タンパク質が少ない芋や米だけでも補うことができます。』
キャンベル博士は、遺伝子や化学物質、栄養の相互作用がガンを促進すると結論付けました。
『家系も化学変異もありますが、ガンは遺伝子から始まります。遺伝子はガン細胞を生み出すことができます。ガンを発症するかどうかは、ガン細胞のコントロールにかかっています。動物性たんぱく質は、ガンの成長を促進します。』
キャンベル博士もほかの生科学者も遺伝子だけでのガン発症は稀であると言います。
『生化学の分野では、遺伝性のガンは2%以下というのが凡その合意です。』
キャンベル博士は研究規模を拡大し、様々な動物や栄養素を用いました。
結果は一貫していました。動物性食品はガンを促進し、植物性食品はガンを抑制しました。

中国周主席による史上最大のガン調査

1974年、中国の周主席が膀胱がんで入院しました。病状は末期と判明。周主席はガンの情報を収集するため、史上最大の調査を行いました。なんと65万人の研究者が2年分のガンの死亡率を調査しまとめました。調査は中国全土に及び、8億8千万人以上が対象でした。
残念ながら周主席は調査が完了する前に死去しました。
周恩来のガン調査は、キャンベル博士の研究の業績に大きく貢献しました。

チャン博士は中国疾病センターの部長教授で、キャンベル博士とは1980年にコーネル大学で出会いました。
チャン博士は当時、中国食料・栄養学会員でした。冷戦は和解に向かい、チャン博士はアメリカに渡った最初の上級研究員の一人でした。
当時キャンベル博士は栄養生化学の世界的権威になっていました。
ここから二人の共同研究が生まれました。
「1981年に出版された周主席のガン死亡者の地図を見ますと、一定地域にあるガンが集中するという奇妙な分布図でした。ガンの多発地域と少ない地域の差が激しく出ていました。
地図によると、食道がんの死亡件数が地域間で400倍も差があったのです。アメリカではたしか2倍くらいの差しかありませんでした。
それで気になったのです。
同じ中国人、遺伝子的には同じなのに、一つのガンに対して、なぜこれほど違うのか。
環境が大きく関わっているのは間違いなく、専門的観点から見て、食事だろうと。
それで現地で調査しないかとキャンベル博士に声をかけました。」

キャンベル博士とチャン博士の合同調査

キャンベル博士にとっては絶好のチャンスでした。フィリピンの裕福な家庭の肉を常食している子供の肝臓がんと、マウスの研究結果を大規模な調査に照らし合わせることができました。
367の食事内容と健康関連変数を用い、大掛かりな栄養学の調査になりました。キャンベル博士のチームは、65の地域を調査対象にしました。そのほとんどは農村でした。なぜ農村部を対象に選んだかというと、農村に住む人たちは定住していて、20~30年同じ生活をしてきているためです。
350人以上の協力を得て、6500人の食生活を調査しました。尿と血液が採取されました。1983年、キャンベル博士たちは集めたデータの分析を開始しました。作業は数年に及びました。

合同調査からわかったこと

10年の歳月をかけてキャンベル博士たちは「チャイナスタディ」を出版しました。9400以上の症例で食事と病気の関連性を証明しました。最終的にこの相関関係を分析し、統計的に重要なものが8000から9000。この大量の相関関係を個々に分析しました。20のうち19が同じ傾向ならば、統計的に重要と言えます。
膨大な生データが集まり、図やグラフが形成され、多角的に相互参照、信ぴょう性を立証します。そして367の変数との関連性を見出しました。
これらの相関分析からわかったことは、たった一つです。
“主に穀物、野菜、果物が数種類のガン、脳卒中、冠状動脈疾患の死亡率低下に関係している”ということです。
NYタイムズ紙は、“食事と病気の進行の関係を暴く、史上最大の調査”と記しています。
博士はようやく大規模なデータと自身の発見の一致を見ました。同時に科学的根拠も立証されました。
「菜食は体に良く、動物性食品は体に悪い」ことがついにはっきりと解明されたのです。

Return Top